TAP TAP TAP

 佐々木隆子先生のインストラクションレコードです。教則レコードはたいがいLPで発売されることが多いですが、これは33回転のEP盤です。1980年の発売。一見童謡のレコードみたいですが、このカバーデザインが三波伸介さんなんですね。ちょっと盆踊りにも見えますが、足元から星がちばしっているので、タップとわかります。キツネさん以外は楽しそう。タヌキさんの腰の入れ方が好きです。内容は、このボヨヨ〜ンとした雰囲気と打って変わってとても真面目です。A面は「レッスンタイム」隆子先生がステップの名前を言うと、そのタップの音が入ります。そして隆子先生のカウントにあわせてステップの音がします。ステップの説明はジャケットに書いてあり、レコードではこまかい説明はしないので、ちょっとアメリカの教則レコードみたいな雰囲気がします。レッスン1ではブラッシュ、ステップ、ボールチェンジ、シャッフル、シャッフルステップ、ホップシャッフルステップ、スラップ/レッスン2ではクランプロール、フラップヒール、シャッフルボールチェンジング、フラップトラベリング、シングルタイムステップまでやります。そしてレッスン3になると陽気なマンボから始るメドレーの曲にあわせてシャッフルステップ、ホップシャッフルステップ、スラップヒール、シャッフルステップシャッフルボールチェンジ、シングルタイムステップをやります。B面は「コーヒーブレイク」隆子先生のデモンストレーションです。1曲目は[Good times]という軽いディスコの曲にあわせて、2曲目は[Sing Sing Sing]で踊ってます。どちらも途中曲がフェイドアウトしてアカペラになります。[Sing Sing...]の方は途中で鉄板のような上で踏んだりして、音色を変えたりしています。日本のタップの普及に多大な貢献をなされた佐々木隆子先生、そのエネルギッシュな活動の断片が、このレコードにも表れています。ずっとこれを探していたところ、佐々木隆子スタジオの天野俊哉氏から貴重な一枚を当博物館に寄贈していただきました。

 ジャケットの裏。隆子先生が「イースターパレード」のアン・ミラーと同じデザインのコスチュームでポーズをとっています。

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