TAP / NAKANO BROTHERS

 1977年2月5日に東芝からリリースされたLPレコードです。中野ブラザーズ30周年の節目に制作されたようです。A面は「スイングしなけりゃ意味ないね」で始まり、「ベイズンストリートブルース」「タイガーラグ」「二人でお茶を」などの30年代の曲からアステアで有名になった曲まで14曲が20分間メドレーで続く。歌も入り、二人の息の合ったステップが聞けます。A面だけで一つのショーとしてまとまっている構成。その中で「雨に唄えば」では、ちゃんと水を弾きながらタップを踏んでいる音がする。エコーが強くて聞き様によってはお風呂場で踊ってるようにも聞こえるが、ちゃんとこだわりが感じられます。B面は打って変わりオリジナルの歌が5曲入っている。70年代を感じさせるソウルチックな「GET TOGETHER」は章ちゃん先生が作詞もしている。「踊りに憑かれた流れ者」はブラザーズの舞台で一時期よく歌われてたので、僕も生で聞いています。この歌詞がスゴイ!「踊る踊るおいらは、これがおいらの仕事さ。つらい事はみんな忘れさせてあげるよ。見ての通りここはね、さびれ果てた場末さ。だけどおいらのステップ、一目みたいと人が来る」あまりにもストレートで笑っちゃうんですけど、中野先生たちが歌うと、なんとも言えない雰囲気がかもし出されるんですよ。もちろん歌の合間にタップが入ります。この歌の作詞がなんと宇崎竜童ですよ!まあ僕の知る限りでは日本でタップをメインにフューチャ−したLPアルバムが作られたのは後にも先にもこれだけだと思います。このレコードにはオーソドックスなタップの世界が保存されてます。最近の「どうだ!これでもか!タップ」が増えてる中、スゴイけどさり気なくやるタップのスマートさを再認識させてくれるレコードでした。CD化してほしいな!

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