タップ I.S.D

 「I.S.Dとは、M.C.ハマーやボビーブラウンが歌いながら踊っている、今一番注目されているダンスの一つ。正式にはインターナショナルスタイルダンスという。」と写真右の小冊子に解説が載っている。まっ、平たく言えばファンク系タップだと思っていいと思います。1991年10月に千早書房から発売されたこのビデオ、白髭 瑛氏の当時のグループ「TAP KID'S SPECIAL」のメンバーが出演しています。一応教則ビデオだが、ほとんどパフォーマンスビデオという感じ。その合間にステップ・レクチャーが入る。全身、足元、横からの画像をマルチ画面で見せ、テンポ良く進んでいきます。全編を通して言葉の解説はいっさい入らず、スタジオ、工場、野外ロケなど、いろんな場所で撮影されていて、プロモーション・ビデオのようなポップな編集がされています。このビデオを企画したのが鴬谷にあったダンススタジオ「ダンシングウェーブ、キャロル」でありました。当時TAP KID'Sのメンバーがキャロルで教えていたので、その流れからこのビデオの制作にたずさわったのだと思います。スタジオのオーナーの日沼尚実氏に「僕このビデオ買いましたよ!」て言ったら「あまり売れなかったんだよ」と笑いながらおっしゃってました。キャロルはHip Hopブームに乗り、I.S.Dのビデオを何本が発売したら、スゴク売れたそうで、ならばタップI.S.Dも売れるだろうと思い制作したそうです。僕はHip Hop系の人間ではないのですが、これを大手CDショップで見つけた時は衝動買いしましたけどね。売れなかったのは、それだけタップ自体がマイナーだということでしょうか?

 白髭 瑛氏は2003年と2005年のナショナル・タップ・デイの舞台にも登場。ちなみにこのビデオにはM's Tap Factoryの藤川誠氏と現在関西方面で活躍している白井博之氏が出演しています。二人とも若いです。とにかくこのビデオは90年代のタップのスタイル、ファッション、音楽を垣間見れる映像としてとても価値のあるビデオだと思います。

 ビデオの中でナレーションやテロップでステップの踏み方をくわしく説明していない分、附随の64ページある小冊子にはそれぞれのステップが写真で説明されています。

 レクチャーの合間にデモンストレーションとして、白髭氏の階段タップや、数人によるジャム・セッションなどのパフォーマンスが収録されています。

 最後は白髭氏とWILD CHERRY氏のタップ対ブレイクのバトルのパフォーマンスになります。

解説書の写真、左から藤川誠氏、西沢博子さん、白髭 瑛氏

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